2017年8月9日水曜日

【武蔵野の森総合スポーツプラザ、11月開業】指定管理者候補者に東京スタジアムG

3月に竣工し、バリアフリー対応工事に入っている
武蔵野の森総合スポーツプラザ(提供:東京都)
 東京都は9日、調布市に新設した「武蔵野の森総合スポーツプラザ」の指定管理者候補者を、東京スタジアムグループに決定したと発表した。指定期間は17年11月1日~23年3月31日で、11月25日の開業を予定している。今後は9月都議会に契約議案を提出。承認されれば指定管理者として正式決定。同グループは東京スタジアム(東京都調布市、田崎輝夫社長)、京王設備サービス(東京都渋谷区、浅野義行社長)、シミズオクト(東京都新宿区、清水太郎社長)、東京ビジネスサービス(東京都新宿区、野島信明社長)、東京ドームスポーツ(東京都文京区、鈴木茂之社長)の5社で構成する。

 施設の建設地は調布市飛田給1の1の41ほか。SRC一部RC造地下1階地上4階建て延べ2万7603㎡のメインアリーナ棟、同地下1階地上3階建て延べ2万1517㎡のサブアリーナ・プール棟などで構成する。メインアリーナはフロア面積が約4800㎡で1万人以上が収容可能だ。多摩地域のスポーツ拠点として隣接する味の素スタジアムなどと機能する。

 設計は日本設計が担当。建築工事はメインアリーナ棟を竹中工務店・奥村組・株木建設・白石建設・東起業JVが、サブアリーナ・プール棟を鹿島・東急建設・TSUCHIYA・京急建設JVが施工。設備工事の担当はきんでん・日本リーテック・野里電気工業JVら。東京五輪で近代五種(フェンシング)とバドミントン、パラリンピックでは車いすバスケットボールが実施される予定だ。

 指定管理者の選定手続きには4者が参加。東京スタジアムグループは審査で150点満点中128点の評価を受けた。次点とは2点差だった。同プラザと隣接する味の素スタジアム、西競技場との一体的に運用・活用し、オリンピック・パラリンピックだけでなく、2019年開催のラグビーワールドカップ日本大会の円滑運営につなげる提案が評価された。

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