2017年8月31日木曜日

【供用開始は18年度から】富士訓練センター新本館・教室棟、近く鉄骨建て方完了

 富士教育訓練センター(静岡県富士宮市)の建て替えプロジェクトで、1月に竣工した共用棟・宿泊棟に続き、4月に着工した新本館・教室棟の建設工事が順調に進んでいる。

 8月3日に始まった鉄骨建て方作業は、月内完了に向けて最終段階に入っている。年度内に工事を終え、18年度に供用を開始する予定だ。

 共用棟・宿泊棟に続き、設計・施工を木内建設(静岡市)が担当する新本館・宿泊棟の建物は、S造2階建て延べ約2000平方メートルの規模。教室18室のほか、講師室、事務室、教務室、応接室、歴史資料保管室などで構成する。

 現在の鉄骨建て方が月内で終わると、工事の進ちょく率は「33%に達する」(河村毅所長)見込み。9月中に屋根ふきを行い、その後、外装の施工や内装工事に入る。竣工後、機能を移した後の既存施設の解体や外構工事を半年ほどかけて行う。

 同センターは今月、不登校、発達障害、肢体不自由といった困難を抱えた子どもたちが参加した夏の富士山自然体験合宿に協力。建設現場の仮囲いを使用した壁画づくりも木内建設の協力を得て支援した。25日には建設業振興基金の内田俊一理事長ら幹部が、作業が進む現場を視察した。

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