大阪府吹田市は、Jリーグ・ガンバ大阪が本拠地として使用する「市立吹田サッカースタジアム」のネーミングライツパートナー募集を開始した。
年額1億円以上(税込み)、使用期間5年などが条件。漢字、ひらがな、ローマ字などは問わないが、必ず「吹田」の文字を入れる。法人名や商品名、ブランド名などの使用が可能。利用者の混乱を避けるため、原則として使用期間内にネーミングは変更できない。愛称の使用開始は2018年1月1日を予定している。
募集期間は8月21日~9月28日。8月29日に現地説明会を開く。最低募集価格以上のネーミングライツ料(年額)を提示した応募者を対象に、市が設置する選考会議が提案内容などを審査。優先交渉権者と次点者を決める。審査内容は応募者の経営基盤、名称案の親しみやすさ、ネーミングライツ料の3項目。評価項目に一つでも0点があれば選考対象から外れる。応募者が1者の場合も選考会議で審査する。
愛称の看板はスタジアム外側の西・北・東の3面、スタジアム内側のメインスタンド上部と南東角の2個所に設置できる。使用期間が終了した後も契約継続の優先交渉権が付与される。ネーミングライツ料の収入は市の財源として活用され、スタジアムの維持管理や改修の原資には使わないという。
吹田スタジアムは140・8億円の資金と22カ月(13年12月~15年9月)の工期で万博記念公園内に整備された4万人収容のサッカー専用スタジアム。建設資金を寄付と公的助成金で賄い、自治体に施設を寄付した上で指定管理者制度を活用し、ガンバ大阪が自主運営するスキームを導入している。6階建て延べ床面積6万6184㎡の規模で、設計と施工を竹中工務店、コンストラクションマネジメントを安井建築設計事務所が担当した。
0 comments :
コメントを投稿