2022年1月26日水曜日

【回転窓】ストック効果引き出す運転を

  愛車にETC車載器を取り付け、カードを挿していざドライブへ--。初めてETCレーンをくぐる時、開閉バーが開くかどうかと心配しながら通過した方も少なくないのでは▼高速道路のETC専用化が今春から始動する。ETC利用率が96・7%に達していることなどを踏まえ、首都高速道路は34カ所の料金所が一気にETC専用へ代わる。既に運用している1カ所を加えると35カ所になる▼料金所のキャッシュレス化、タッチレス化による混雑緩和だけでなく、アフターコロナを見据えた料金収受員や利用者の感染リスク軽減も目的の一つ。国土交通省などは都市部で2025年度、地方部も30年度までにETC専用へ切り替える方針を掲げている。高速道路の利便性や安全安心が一層高まる▼情報番組で連日のように交通トラブルの模様を収めたドライブレコーダーの映像が放映される。そのほとんどはあおり運転に関連するもの。20年6月に厳罰化されたにもかかわらず悪質運転は減っていないそうだ▼ハンドルを握る側のモラルを高めなければインフラのストック効果も引き出せない。ゆとりある運転を肝に銘じたい。

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