2022年1月17日月曜日

【凜】国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所・伊藤悠莉さん

  ◇迅速で的確な判断磨きたい◇

 富士山の麓、静岡県富士市で生まれ育った。家の近くに富士川が流れ、いつの間にか「将来は川に携わる仕事に就きたい」と思うようになった。

 入庁して7年。国土交通省関東地方整備局の荒川下流河川や利根川上流河川といった出先事務所、本局を経て2021年度の係長昇進と同時に荒川上流河川事務所西浦和出張所へ異動した。今は河川の改修や維持管理の工事を担当している。工務や沿川開発の経験はあったものの、監督員の立場に就くのは初めて。計7カ所の工事を担当するのは「スケジュール管理が大変」と言うが、日々進んでいく工事を監督するのは「とてもやりがいのある仕事」と話す。

 「現場からの問い合わせなどに対し早く回答を返す」ことをいつも心掛けている。「素早く判断し的確な回答ができるようになる」には知識と経験が何より大切。先輩や上司に教えてもらいながら「場数を踏み、常に勉強したい」と前を向く。

 本局の企画部技術管理課で積算基準の改定などに携わった。河川以外にも幅広い知識が求められ、他の整備局と調整も必要になる。「責任を感じる仕事で大変だったがとても勉強になった」と振り返る。

 休日は読書やゲーム、動画配信サイトなどを見て過ごす。コロナ禍で外出する機会は減ったが、オンライン飲み会で友人と話すのが楽しみと笑う。

 (西浦和出張所管理第二係長、いとう・ゆうり)

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