造園職種で金賞を獲得した田子雅也さん(ものつくり大提供) |
造園職種の競技は2日間で計10時間行われた。2・5×3・5メートルの敷地で支給された材料と図面を基に、和風と洋風の要素を加味した庭園を作った。
「支給される材料は自然物なのでまったく同じものではなく、花の色、張り石の形など総合的なセンスが問われる内容だった。安全作業を心掛けているかなど姿勢も重要になる」と田子さん。群馬県立勢多農林高校の緑地土木科緑地デザインコースを卒業するなど、高校時代から造園を勉強してきた。大学の選択も「技能五輪に向けて練習ができる環境があるところを選んだ」という。
金賞に続くステップとして技能五輪世界大会への出場を目指す。「世界大会は二人一組での出場となっており、パートナーを探したい」と語る。卒業後は「建物と造園をトータルで設計・施工できる企業に入るか、独立開業を目指したい」と話す。
技能五輪全国大会は厚生労働省と中央職業能力開発協会、東京都が主催し、東京ビッグサイトを主会場に42種目が行われた。
0 comments :
コメントを投稿