2022年1月11日火曜日

【BT+コンセッション方式のPFI採用】新秩父宮ラグビー場整備・運営、事業者選定手続き開始

プロジェクト全体完成イメージ(港区議会資料から)

  日本スポーツ振興センター(JSC)は7日、東京・神宮外苑で実施する「新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業」の一般競争入札(WTO対象)を公告した。BT(建設・移管)+コンセッション(公共施設等運営権)方式のPFIを採用する。参加申請書は財務部調達管財課へ持参か郵送で2月21日まで受け付ける。事業提案書と入札書は5月27日~6月1日に持参か郵送での提出を求める。8月22日に開札する。 入札には設計や建設のほか工事監理、開業準備、運営、維持管理、統括管理を担う企業グループが参加できる。代表企業には全省庁統一の競争参加資格のうち「役務の提供等」のA~C等級に格付けされ、関東・甲信越地域の競争参加資格を保有していることなどを求める。

 設計担当企業は文部科学省の競争参加資格で、設計・コンサルティング業務のうち「建築関係設計・施工管理業務」の認定を受けていることや、担当技術者が一定規模のスポーツ施設の設計に携わった実績などが必要になる。建設の担当企業には文部科学省の一般競争参加者の資格を持ち、建築一式工事で1200点以上、電気と管工事でそれぞれ1100点以上あることや、一定規模のスポーツ施設の建設工事に関わった実績なども求める。

 2021年12月にJSCは新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業をPFI法に基づく特定事業に選定した。10月に選定された事業者と特定事業契約を結ぶ。運営期間は28年度から30年間を想定している。

 建設地は明治神宮第二球場の解体跡地と新宿区道の一部(東京都新宿区霞ケ丘町3の2、敷地面積約4万3466平方メートル)。工事は2期に分ける。1期は明治神宮第二球場を解体後、24年2月1日以降に着工。28年4月1日までに供用を始める。2期は明治神宮野球場解体後33年3月1日以降に着工し、34年8月ごろに利用が可能となる。

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