2022年4月19日火曜日

東京都/既設道路橋バリアフリー化加速、エレベーター新設など

 東京都が河川や線路をまたぐ道路橋のバリアフリー化に向け、エレベーターなどを新設する。地元自治体や関係機関との検討、調整が完了次第、整備に入る。昇降機の設置場所は、都道やほかの公有地などを想定。道路橋の周辺開発と一体となった設置の方法も検討する。バリアフリーの取り組みを加速させ、高齢者や障害者を含め誰もが安心して移動できる道路空間を創出する。
 既設道路橋のバリアフリー化は費用と時間がかかるため、これまで十分に対応できていなかった。こうした状況を受け、都は「都道における既設道路橋のバリアフリー化に関する整備方針(案)」を策定した。都道にある約1200橋の中から、整備の優先度が高い▽両大師橋(台東区)▽新神谷橋(北区~足立区)▽隅田川大橋(中央区~江東区)▽青砥橋(葛飾区)▽丸八橋(江東区)▽佃大橋(中央区)-の6橋を選定した。
 6橋はいずれも河川か線路をまたぐ構造。河川敷などから道路の位置への移動は階段のほか、急勾配のスロープ、延長の長い緩い勾配のスロープとなっている。エレベーターを都道やほかの公有地などに設置。道路橋の周辺開発と一体となった設置も検討する。歩道の通行を妨げる場合は、スペース確保のため既設階段の付け替えや撤去も想定している。
 都は整備方針案に対する都民の意見を29日までメール(S0000407@section.metro.tokyo.jp)などで受け付けている。5月末に取りまとめを予定している。



source https://www.decn.co.jp/?p=141927

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