2022年4月19日火曜日

建ロボテック(香川県三木町)/鉄筋結束ロボが中小企業庁長官賞受賞

 建設現場向けロボット開発ベンチャーの建ロボテック(香川県三木町、眞部達也代表取締役兼最高経営責任者〈CEO〉)が開発した鉄筋結束ロボット「トモロボ」が第34回中小企業優秀新技術・新製品賞(りそな中小企業振興財団ら主催)の一般部門で中小企業庁長官賞を受賞した。市販の手持ち電動工具を搭載したロボットで、鉄筋工事の結束作業を自動化。職人が繰り返しの単純作業から解放され、高度な技能が必要とされる作業に集中できる。
 同社は、建設工事の単純作業を人の代わりに行うロボットが人と一緒に働くことから「協同型ロボットソリューション」と命名した。鉄筋結束トモロボはその一つ。建築工事が中心となる径10~16ミリの細径の鉄筋結束に対応したタイプに加え、土木工事やインフラ工事に使われる径19~29ミリに対応した太径鉄筋結束トモロボの二つのタイプを提供している。
 2020年1月の発売から2年で累計44台を販売し、稼働実績は国内で100件以上に上る。眞部CEOは今回の受賞を受け、「労働人口減少や毎日繰り返される過酷な環境下での作業など、建設産業が抱える大きな課題解決のための取り組みを知ってもらえると期待している」とコメントした。「ラインアップを拡充し、より多くの方の生き方をより良くしたい」との考えも表明。建設工事28業種全体の省力化に寄与できるロボット開発に力を注ぎ、魅力ある建設現場の実現を目指す。



source https://www.decn.co.jp/?p=141907

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