コロナ禍で1年近く入国ができなかった鉄筋施工職種の特定技能評価試験合格者の第1陣が入国し、25日に受け入れ先企業の幹部らが関西国際空港で盛大に出迎えた。入国したのはベトナム人のダンヴァンヌック氏とグェンヴァンズー氏の2人。22日に入国し、検疫所が指定する宿泊施設で3日間待機し、PCR検査で陰性が確認されたことから、正式に受け入れ先の企業に向かうことになった。
建設技能人材機構(JAC、三野輪賢二理事長)と同機構会員の全国鉄筋工事業協会(全鉄筋、岩田正吾会長)は協同で、2021年3月にベトナム・ハノイ市の第一建設短期大学で特定技能評価試験を実施。24人が受験し、19人が合格した。ただコロナ禍で入国ができず自国で1年近く待機していたが、今回初めて、香川県の武田建設に就業が決定した2人が入国した。
空港で出迎えた武田建設の武田美治会長は「どんなにこの日を待っていたか」と来日を熱烈に歓迎。来日した両氏も「ようやく日本へ入国できて夢のようです。これから会社の期待に応えられるように頑張りたい」と満面の笑みを見せた。
登録支援機関でもある全鉄筋の遠藤眞一事務局次長も出迎え、「やっと第1陣を迎えることができた。武田会長は入国できない間も2人とウェブで定期的に連絡を取り合い、互いに理解を深めていた」という。
残る合格者も今後、順次入国する。全鉄筋によると、傘下企業8社が16人を受け入れる。内訳は▽正栄工業2人(大阪府)▽田浦2人(同)▽タソト工業1人(同)▽岩谷鉄筋2人(同)▽大田工業3人(岡山県)▽スチール・ワン2人(神奈川県)▽高橋工業2人(同)▽藤鋼業2人(東京都)-となる。
source https://www.decn.co.jp/?p=142196
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