2022年4月26日火曜日

北陸整備局/253号十日町道路整備、中心杭打ち式開き測量本格着手

 北陸地方整備局は、「国道253号十日町道路」(新潟県十日町市、延長約10・8キロ)の道路整備の基準になる測量作業の本格着手に向け中心杭打ち式を24日、計画路線の近くにあるあてま高原リゾートベルナティオで開いた。多くの関係者が見守る中、村山一弥国土交通省道路局長、岡村次郎北陸整備局長、佐久間豊新潟県副知事、関口芳史十日町市長らが中心杭を打ち込んだ。2022年度は用地取得に向けた調査や測量などを行う予定。
 19年度に新規事業化した国道253号十日町道路は、十日町市鐙坂を起点に同八箇に至る延長約10・8キロの道路。新潟県からの要望により直轄権限代行で北陸整備局が建設する。
 19年3月の社会資本整備審議会(社整審)道路分科会北陸地方合同小委員会時点の総事業費は約620億円。うち工事費は501億0100万円。内訳は改良費(土工の切り土、盛り土、捨て土、のり面工、擁壁工、函渠工など)36億6200万円、橋梁費170億8200万円(1260メートル1橋、190メートル1橋、120メートル1橋、110メートル1橋、80メートル2橋、40メートル1橋の合計7本)、トンネル費282億1300万円(2380メートル、1440メートル、1310メートル、1260メートル、1170メートルの5本ですべてNATM)、舗装費4億5500万円など。
 用地幅杭位置を決定するための道路予備設計Bや平面交差点、立体交差点予備設計などを含む「令和3年度国道253号十日町道路道路予備設計外業務」は開発技建が、信濃川渡河部に設ける橋梁設計に必要な地質調査「令和3年度国道253号十日町道路地質調査業務」はサンコーコンサルタントが、信濃川渡河部と市道跨道部の橋梁予備設計「令和3年度国道253号十日町道路橋梁予備設計業務」は長大が担当している。
 十日町道路は、新潟県上越市の上越ICを起点に十日町市を経て同南魚沼市余川に至る約60キロの地域高規格道路「上越魚沼地域振興快速道路(上沼道)」の一部。国道253号八箇峠道路に接続する。
 八箇峠道路は9・7キロで、うち八箇IC~野田IC間6・6キロは17年11月に開通した。残る3・1キロ区間の開通時期は未定。
 式典で関口市長は「当市の未来に通じる十日町道路建設に向けて大きな一歩を踏み出した。早期整備に向けてさらなる起爆剤となることを期待している」と語った。



source https://www.decn.co.jp/?p=142154

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