2015年8月18日火曜日

【将来、頼みますよ】中学生が国道事務所の1日所長体験

丸滝トンネル内を視察する小林所長(右から2番目)ら。
 関東地方整備局甲府河川国道事務所で14日、山梨県内の中学2年生・小林礼佳さんが1日事務所長を体験した。事務所の管轄する事業を学ぶとともに、パトロール車で笛吹川やトンネルの工事現場などの現地視察を行った。
 「水の日」と「水の週間」にちなんで行っているイベントの一環。8月1日に表彰式が行われた第37回「全日本中学生水の作文コンクール」(国土交通省など主催)で、山梨県内で唯一優秀賞(全日本中学校会長賞)を受賞した小林さん(北杜市立甲陵中2年)に1日事務所長を依頼した。

委嘱状を渡され1日事務所長に就いた小林さん㊧
 この日、小林さんは事務所で甲府河川国道事務所の作業服に着替え、田中克直事務所長から委嘱状を手渡された。その後、田中所長から事務所の管轄業務や県土のあらましなどについて説明を受けた。午後は河川パトロール車に乗り、笛吹川、隠池排水機場、中部横断道丸滝トンネル工事現場、道の駅「富士川」などを巡視。各現場を管理する出張所長や建設監督官らから事業についての説明を受けた。
 委嘱後、田中所長は「河川国道事務所を知っていましたか」と質問。小林さんが「知りませんでした」と恥ずかしそうに答えると、「この機会にぜひ知ってください」と笑顔で応じた。
 同事務所が洪水防止や道路整備など、県民の安全・安心を守るための仕事を行っていることなども説明。山梨県は山間地が多く、可住面積(人が住める面積)が全国で下から3番目の狭さであることなどを教えられると、熱心に聞き入っていた。

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