貯留開始前の八ツ場ダム (3月3日撮影、提供:八ツ場ダム工事事務所) |
八ツ場ダムは利根川水系吾妻川の中流に位置する。堤高116m、堤頂長290・8mの重力式コンクリートダム。清水建設・鉄建建設・IHIインフラシステムJVが施工している。
19年10月から試験湛水を実施し、堤体や貯水池周辺の安全を確認してきた。最低水位を維持した状態で流木処理などの作業も実施した。機能が発揮できる環境が整い、試験湛水を9日で終えた。完成日は31日となる。暖冬で水不足になる可能性もあるため、完成日の前から水の貯留を開始した。
ダム本体工事は19年6月にコンクリート打設を完了した。総貯水量は最大1億0750m3。首都圏の洪水調整や水道・工業用水の確保、発電などの機能を担う。
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