2020年3月23日月曜日

【施工は大林組、10月完成へ】栃木シティFC、栃木市内にサッカー専用スタジアム建設

 サッカー関東1部リーグの「栃木シティフットボールクラブ(FC)」(栃木県栃木市、大栗崇司社長)は、栃木県栃木市の岩舟総合運動公園(三谷1038の1)内に建設するサッカー専用スタジアムの施工者を大林組に決めた。10月中の完成を目指す。設計はプランテック総合計画事務所が担当した。

 建設予定地は同公園内の多目的広場。栃木シティFCは日本フットボールリーグ(JFL)に昇格した上で、将来的なJリーグ参入を目指している。参入条件を満たすには新スタジアムの整備が必要になる。

 専用スタジアムには5129人分程度の観客席を設ける。J3に参入する場合は「5000席以上の確保」が要件の一つになる。ピッチは天然芝。観客席との距離は5メートルとし臨場感を確保する。2階建てのクラブハウスなども設ける予定だ。

 専用スタジアムの設計と工事はクラブのスポンサーである日本理化工業所(東京都品川区、大栗崇司社長)が発注した。建設費は10億~15億円を見込む。栃木シティFCの創立は2014年。現在は栃木市総合運動公園陸上競技場(川原田760)をホームスタジアムにしている。

 栃木市は1月17日の市議会で新スタジアムの計画を説明。建設予定地の使用許可を与える予定だ。市は建設費を負担しないものの、地域活性化の観点から敷地の無償利用などを検討しており、栃木シティFCと協議している。

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