ファウンダーズ・メモリアルの完成イメージ(提供:隈研吾建築都市設計事務所) |
設計コンペは2019年1月に募集を開始した。国内外から193件の応募があり、同5月にNHBが審査を実施。最終選考に進む建築案5案を選んだ。隈研吾建築都市設計事務所とK2LDアーキテクツのチームの提案は、他の建築案に比べて独創性や安全性、建築コストの面で高評価を得た。一般市民による投票も考慮し決定した。
ファウンダーズ・メモリアルは、リー・クアンユー初代首相(1923~2015年)を含む建国者の功績を記念し建設する。計画地は同国中央部に位置する国立公園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」と、マリーナ湾を挟んだ対岸の「ベイ・イースト・ガーデン」を想定。22年に着工し27年の完成を目指す。
建築案の当選を受け、隈氏は「シンガポールにとって重要な事業の設計に関わることになり、誇りを持って謙虚に受け止めている。建国への変遷を記す象徴として、時代を超えて生きていく記念館になるように願っている」とコメントした。
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