【新型コロナウイルス対策】厚労省、保護者の休業手当払いで企業に助成

厚生労働省は２日、新型コロナウイルスの感染拡大による小学校などの臨時休校を受け、育児などで仕事を休んだ保護者に休業手当を支払う企業への支援策として、助成制度を創設すると発表した。

　対象児童の保護者に規定の年次有給休暇とは別に、有給の休みを取得させた企業が対象。大企業・中小企業、正社員・非正規社員を問わず、休業中に支払った賃金について、１人当たり日額最大８３３０円を上限に助成する。

　支援対象は、臨時休校した小学校や特別支援学校、幼稚園などに通う子どもや、かぜ症状など新型コロナウイルスに感染した疑いのある子どもがいる保護者らに有給の休暇（２月２７日～３月３１日）を取得させた企業。制度創設に向け、予算面などで調整を進めている。