太平洋セメントは昨秋の台風19号襲来後、大船渡工場(岩手県大船渡市)で行っている災害廃棄物の稲わら処理を拡大し、5日に宮城県石巻市からの受け入れを始めた。
今月中旬以降は名取市や丸森町など8市町から搬出された稲わらも受け入れる。同社と県は災害廃棄物の処理などに関し包括連携協定を結んでいる。
県内では約12万トンを超える稲わらが災害廃棄物として発生し、県内外で処理を進めている。同社は県との協定に基づき、大崎市の稲わらを大船渡工場(岩手県大船渡市)で処理していたが、受け入れ枠を広げることを決め、新たに石巻、名取、角田、岩沼の4市と丸森、亘理、山元、涌谷、美里の5町で処理を開始する。2021年3月までに大崎市を含む10市町で合計約2万3000トンを処理する予定だ。
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