愛知県岡崎市は、PFIを導入する「岡崎市QURUWAプロジェクト(コンベンション施設整備事業等)」の公募型プロポーザルで、酒部建設グループを契約候補者に決めた。2019年9月に手続きを開始。1月27日まで提案書を受け付け、2月19日のヒアリングを経て選定した。応募は2グループだった。
同グループは酒部建設と三菱地所、スノーピークビジネスソリューションズ、ホーメックスで構成。協力企業としてオオバ、みかんぐみ、西井都市建築設計事務所、岡崎工業、トヨタエンタプライズが参加する。
事業用地は、明大寺本町1の約9700平方メートルと乙川河川緑地の一部約2・5ヘクタール。プロポーザルでは、PFIを導入したコンベンション施設整備運営、事業用定期借地権方式によるホテル整備運営、指定管理者制度を活用した乙川河川緑地管理運営の3事業について一括提案を求めた。コンベンション施設はBTO(建設・移管・運営)方式。
同グループの提案によると、コンベンション施設は3階建て延べ6305平方メートル。約1200平方メートルのホール(分割可能)、7会議室、カフェレストラン、シャワー室、ロッカー室を備える。ホテルは8階建て延べ4579平方メートル。宿坊型ホテルを和空プロジェクトが運営する。合計84室(最大定員174人)の客室、大浴場、カフェ、ショップ、コワーキングスペース、シェアオフィスを設ける。
乙川緑地事業では、手ぶらでキャンプやバーベキューを楽しめる空間づくり、音楽・マーケット事業、企業研修事業などを提案した。6月議会の承認を得て正式契約を結び設計・建設に着手、23年3月までに完成させ、同4月1日供用開始を目指す。
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