大成建設は16日、スリランカ空港公社が計画する「バンダラナイケ国際空港改善事業」のうち、旅客ターミナルビルの建設を含む工事を受注したと発表した。受注総額は約620億円。工期は36カ月を見込む。12日に契約した。
工事名称は「バンダラナイケ国際空港改善事業フェーズ2(パッケージA)」。工事場所は西部州ガンパハ県カトゥナーヤカ市のバンダラナイケ国際空港。同空港は年間旅客取扱数を1500万人規模に拡大するため、運輸ネットワークの強化などを目的とした施設改善工事が進む。大成建設が受注した工事では4階建ての旅客ターミナルビルの新築、高架橋の建設、その他付帯施設整備を行う。設計は日本空港コンサルタンツ・日本工営JVが担当した。
バンダラナイケ国際空港は、大成建設が2007年に増築・改修工事を施工して以来、空路での物流・旅客輸送で同国の拠点となっている。近年は観光客数の増加などを背景に、旅客ターミナルの取り扱い能力がキャパシティーを超え、ターミナル拡張が喫緊の課題となっていた。
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