2020年3月25日水曜日

【こちら人事部】竹中土木/熱意や気概・信念を大事に、風通しの良さが魅力

 竹中工務店グループの一員として1941年に創業し、2020年に79周年を迎える竹中土木。ダムやトンネル、橋梁といった大型構造物から、宅地造成や上下水道の整備まで暮らしに関わりの深い基盤の整備に取り組んでいる。

 時代のニーズや社会変化にも柔軟に対応。近年は、土壌浄化工事、風力発電施設の建設など「環境に調和する作品づくり」にも力を入れている。

 会社のアピールポイントの一つは土木専業という点。土木のエキスパートがそろう環境で、土木分野を極めることができる。管理本部人事部の加山貴敏氏は「竹中工務店グループとしての安定性も強みだ。竹中工務店との協業事業も多く、ダイナミックな作品(構造物)造りに携わることができる」と話す。「正道を踏み信義を重んじ堅実なるべし」という社是を実践する堅実な風土が基盤にある。

 加山氏は、求める人材に必要な素養に▽熱意▽前向き▽自主性▽ビジョン▽信頼-の五つを挙げる。「モノ造り」が好きで意欲を持って取り組めることや、好奇心とチャレンジ精神を持ち、柔軟な考えを持つことなどが大切と指摘。自分から率先して課題解決に取り組む自主性や、将来の夢や高い目標を持っていること、コミュニケーション能力と仲間を思いやる心も、ゼネコンで活躍するには重要という。

 「現時点でこれらをすべて満たしている方はもちろんいないと思う。『将来このようになりたい!』という熱意や気概、信念を持つ方にぜひお会いしたい」と加山氏。対話型の面接を重視し、一人一人が持つ素晴らしい個性に着目しながら選考しているという。

 採用過程では、定期的な学校訪問や合同企業説明会への参加、人事担当者と学校OB・OGによる各学校へのあいさつなどを展開。関東と東海、関西の各地区ではインターンシップ(就業体験)を行っている。

 「自ら考え行動できる人材が、真のプロフェッショナルとして時代に適合した新たな価値を創出し未来を担う」という考えの下、継続的な人材育成に注力している。新入社員としての1年間は「教育期間」と位置付けている。入社後1カ月間は、経営理念・経営戦略やコンプライアンスなどに関する導入研修の後、施工管理・安全管理研修や、PC基本スキル・CAD研修などの実務研修を実施。その後、作業所などへ配属して職場研修となる。

 5カ月ごとの配置異動を行いながら、年齢の近い先輩が業務の基礎について指導・教育。新入社員教育担当による面談を1年間で3回実施し、「心身における健康面をしっかりサポートする」(加山氏)。

 3、6、10年目の研修も行っており、同期社員との交流を通して「自分の力量や立場」などを理解・認識させることで、相互啓発を促し、自己研さん・成長意欲を養ってもらう。加山氏は「社員一人一人の個性を大切にし、自由に意見を言い合える風通しの良さが魅力。皆さんの夢や可能性を竹中土木で共に実現しよう」と呼び掛ける。

 《新卒採用概要》

 【新卒採用者数】 男性38人(うち技術系32)、女性4人(同2人)(19年度実績)
 【3年以内離職率】11・4%(17年度新卒)
 
 【平均勤続年数】 男性20・3年、女性11・9年(20年1月時点)

 【平均年齢】   45・6歳(同)

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