2016年2月16日火曜日

【回転窓】大量のチョコの行く末は

月曜日の朝、自宅の冷蔵庫を開けたら紙袋や箱に入った大量のチョコレートが並べられていた。小学6年生の娘が友達からもらったものらしい。今のご時世、「友チョコ」を交換するのは当たり前だそうだが、大量のチョコをどうやって食べ切るのか、少々心配になる▼近ごろは、チョコに限らず食べ物に絡んだイベントがことあるごとにはやる傾向にあるようだ。節分に太巻きを食べる「恵方巻き」。関西の習慣に目を付けた大手コンビニエンスストアが1998年に全国で売り始め、いつの間にか広まった▼商売繁盛は結構なことだが、バレンタインデーとホワイトデーも含め、売った後にどうなっているかまでは考えていないように思える。作りっ放しに売りっ放し。余れば待ち受けるのは大量廃棄である▼恵方巻きやバレンタインにいちいち目くじらを立てるのは気が引けるが、特に食べ物に関連するイベントで後先を考えない商売に対し、少し寛大が過ぎはしないか▼さてわが家の冷蔵庫のチョコ。娘が食べるのかと思いきや「ニキビが出る甘い物はセーブ中」だそうで、しばらく父親の夜食にもなりそうだ。

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