2016年2月1日月曜日

【エスパイ・バルサって知っている?】FCバルサのアリーナ建替プロジェクト、設計はHOK+建築家グループTACに

新しいパウラの完成イメージ
(FCバルサ・ニュースリリースより)
世界で最も著名なサッカークラブの一つ、FCバルセロナが進めるクラブ施設の再編プロジェクト「エスパイ・バルサ」のうち、バスケットバールやフットサルといったチームのホームアリーナ「パウラ・ブラウグラナ」を建て替えるプロジェクトの設計者が決まった。コンペに当選したのは米国の「HOK+建築家グループTAC」チーム。

新しいパウラの内観イメージ
(FCバルサ・ニュースリリースより)
新しいパラウの建設は2017-18年シーズンにスタートし、2019-20年シーズンに完了する予定。建設地は、FCバルサのホームスタジアム、カンプ・ノウに隣接する小スタジアム「ミニ・エスタディ」が現在ある場所。収容人数は1万人、VIPルーム18部屋、レストランも備えたスカイバー、広さ200平方メートルのプレスルームなど充実した機能を備えるという。

 エスパイ・バルサは、カンプ・ノウの大規模改修、パウラとミニ・エスタディの移転・建て替え、サッカー練習場(シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペール)の近代化などで構成する。施設改修と並行して地下鉄9番線の整備・新駅(カンプノウ駅)設置も実施される計画だ。

 設計コンペに当選したHOK+建築家グループTACチームのうち、HOKは世界各国でアリーナ建築などのプロジェクト手掛けている。主な作品は米国カリフォルニア州ストックトン市にあるストックトンアリーナ、英国リーズ市にあるファーストダイレクトアリーナなど。建築家グループTACのメンバーは、スペイン国内の建築プロジェクトを中心に、豊富な経験と実績を持つという。

 エスパイ・バルサの中核プロジェクトとなる、カンプ・ノウ大規模改修の設計コンペは、現在事前審査を通過した8者による最終審査が行われている。FCバルサの発表によると、あと2~3週間で当選者が決まり、最終結果を公表する予定だという。 最終候補には、日建設計グループも残っており、結果がどうなるのか、世界中が注目している。

 参考までにFCバルサが14年3月、YouTubeにアップしたエスパイ・バルサのイメージ動画も紹介しておく。




カンプ・ノウ大規模改修の詳細はこちら

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