先日、東京へ出張するために高松空港に行くと、濃霧による視界不良で出発を見合わせているとのアナウンスが流れていた。定刻まで待ったが、結局、乗る予定だった便も欠航となり、やむなく東京行きは中止した◆四国は新幹線が整備されていない。所要時間や身体への負担を考えると、東京への足はやはり飛行機となることが多い。岡山まで在来線で行き、新幹線に乗り換えて東京に向かうのは大変だ。ただ、飛行機に比べると悪天候に強く、定時性に優れているため、この手段を選ぶ人もいる◆四国にも新幹線が整備され、東京へ直通で行けるようになれば選択肢は増える。自分も含め、東京へは飛行機でと決めていた人も、ケースバイケースで新幹線を利用するようになるだろう。飛行機より便数が多いことも魅力となるに違いない◆四国への新幹線の整備には、利便性向上に伴う広域的な交流の促進、経済の活性化などの期待が大きい。さらに地震などの災害にも強いため、四国の強靱きょうじん化にも貢献するはずだ。3月には北海道にも新幹線が通る。四国が新幹線空白地帯とならないよう望みたい。(宮)
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