◇被災地に温かな光ともす◇
東日本大震災が発生してから間もなく5年、被災地では復興に向けさまざまな活動が続く。
会社公認のボランティアチームとして11年8月に発足し、「コミュニケーション」をキーワードに活動してきた。
メンバーの一人、山崎純二さん(広報IR部)は「東北の皆さんと関わり活動する中で、学び、知ることがたくさんあった」と話す。
これまで、宮城県石巻市の小渕浜で、津波で大きな被害を受けたカキ養殖施設の復旧作業を手伝うといった活動を展開。同市を中心に街中をイルミネーションで彩る「光の箱」という取り組みも進めている。
光にかざすと模様が変化する不思議な手作りの箱。復興への願いが込められた温かく、優しい光には、活動に参加するメンバー一人一人の「復興支援だけにとどまらない、未来につながる取り組みがしたい」という思いがこもっている。
チームは、本社とグループ会社を合わせて総勢23人。「人がにぎわう空間を創り、生かす」という仕事で培った発想をフル活用し、「当社グループならではの活動を考え実践している」と山崎さん。ボランティアは始めるのはもちろん、継続することも難しいが、「社内に東北ファンが増え、会社や社員により有益な活動にしたい」と全メンバーが願っている。
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