オリエンタルコンサルタンツとグループ会社のリサーチアンドソリューション(R&S、福岡市博多区、美濃部直樹社長)、福岡県うきは市がで同市立吉井小学校の総合学習「観光教育プログラム」の一環として作成していた小学生の目線による観光マップが完成し5日、同校で発表コンテストが開かれた。
5年生がお勧めスポットや観光ルートなどを盛り込んだマップを披露。児童や教諭、市職員らの投票で8班の「ゆっくり・てくてく・満足コース」が最優秀作品に選ばれた。
同市の吉井地区は白壁土蔵の町並みが伝統的建造物群保存地区に指定され、年間約7万人が訪れる市内有数の観光地。総合学習では地元の魅力を小学生に再確認してもらおうと、5年生の2クラス39人を対象に教室での観光学習を実施。さらに8班に分かれて実際に現地を散策し、これらの成果を小学生目線の観光マップにまとめた。
コンテストでは2位に5班の「ぬけ道通って1周コース」、3位に7班の「歴史を学ぼうじっくりコース」がそれぞれ選ばれた。
投票に参加した吉岡慎一副市長は「すべての作品が素晴らしかった。吉井町の新しい魅力を発見してくれた。まだまだ面白いものが見つかるのでまちを歩きいろいろなものを感じ、その良さをいろいろな人に紹介してください」と講評。三善眞由美校長は「マップづくりに協力して取り組み、自分たちのまちには歴史や文化、自然、人といいところがたくさんあることを実感してくれたのが本当にうれしい」と話した。
R&Sは市と共同でビーコン機能を利用したスマートフォン観光ガイドアプリ「おさんぽうきは」を開発し、最先端のICT(情報通信技術)を活用した地域活性化に関する社会実験を行っている。コンテストで上位に選ばれた三つの観光マップは同アプリに搭載され、実際に利用できるようになる。
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