JR東日本は、東京都品川区のJR大崎駅近くで、昨年4月に設立した女子柔道部が使用する柔道場「(仮称)大崎柔道場」の建設工事に着手した。
設計・監理はジェイアール東日本建築設計事務所、施工は東鉄工業が担当。10月の竣工を目指す。
3日に現地で起工式が行われた。式典では、ジェイアール東日本建築設計事務所の前田厚雄社長が鎌、JR東日本の一ノ瀬俊郎常務と梅原康義常務東京支社長が鍬、東鉄工業の小倉雅彦社長が鋤を入れ、工事の安全を祈願した。
建設地は西品川1の6の23(敷地面積1865平方メートル)。PCaPC(プレキャストプレストレストコンクリート)造平屋の柔道場を建設し、RC造平屋の管理棟を併設する。延べ床面積は791平方メートル。PCaPC工法を採用することで、練習に適した無柱空間の実現と工期短縮を図る。
式典後にあいさつした一ノ瀬常務は「目標は2020年東京五輪。ここを基盤にこれからスタートを切るという気持ちを新たにした」と述べ、女子柔道部の飛躍を期待した。前田社長は「ナショナルトレーニングセンターにも引けを取らない設計とした。思い切り練習ができるように完成まで全力を尽くしたい」と話した。小倉社長は「(JR東日本から)東京五輪に懸ける思いをうかがっている。技術力を発揮し、重大なプロジェクトを完成させたい」と話した。
0 comments :
コメントを投稿