2017年1月10日火曜日

【記者手帖】駅伝観戦と優しい道

ずっと下を向いて歩いていたわけではないが、正月三が日は道路ばかり見ていた。元日は社会人のニューイヤー駅伝、2、3日は大学生の箱根駅伝でテレビと付かず離れずだったから。特に箱根駅伝は往路・復路ともほぼ中継に見入った◆特に好きなのは往路の5区。昨年に比べ距離は短くなったが、小田原から芦ノ湖までのこの区間は、他とは違ってほとんどが急な登り坂のためタイム差が出やすく、順位が大きく変動する。今年も登りに強い選手が他の選手をすいすい追い抜いていく場面があった。トラックの記録では自分が上なのにと悔しさを募らせた選手も多かったのではないか◆さて道路の話。路面を見ていると、国道1号もひび割れが目立ち、かなり傷んでいるようだった。だが交差点は、テレビで見る限り、歩行者や車いす利用者がつまずかないよう、横断歩道につながる歩・車道の段差を小さくする改良が施されている場所が増えてきたと思った◆車だけでなく、走る人、歩く人、車いす利用者のすべてに優しい道路がもっと増えてほしいと感じた駅伝観戦でもあった。(石)

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