2017年1月27日金曜日

【海外初進出!】星野リゾート、バリ島に「星のやバリ」開業

 全国でリゾートや旅館を運営する星野リゾート(長野県軽井沢町、星野佳路代表)は、インドネシア・バリ島に海外進出の初弾案件となる「星のやバリ」を20日開業した。

 バリの伝統建築で仕上げられた戸建てのヴィラ(客室)が、運河を模した三つのプールの周縁に軒を連ね、非日常の空間を演出する。

 星のやバリは、インドネシア芸術の中心地とされるウブド村の東部に位置。平地と渓谷から成る3ヘクタールの敷地に建てられた。リゾートのコンセプトは「聖なる川に向かう運河の集落」。平地にヴィラ、渓谷に面した部分にはダイニングなどパブリックスペースを配置した。

 独立型のヴィラ(30室)は熟練した職人がバリ伝統建築の技巧を凝らして建設。外壁や家具には、ウブド地域を中心に発展した「バリ彫刻」を施した。常夏の気候に配慮し、水辺の涼風を取り込めるようヴィラのプール側には日差しを遮るガゼボ(バリ風のあずまや)を設置した。

 「聖なる草」とたたえられる植物アランアランのかやぶき屋根と太い柱で軒先まで日陰を確保し、涼やかで開放的な空間を創出する。建築設計は東環境建築研究所、環境設計はオンサイト計画設計事務所が担当した。


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