兵庫県立東播工業高校(加古川市)で建築を学ぶ生徒の作品展が28~30日に、加古川市の大型商業施設・イオン加古川店で開かれた。
学校生活の集大成となる卒業設計や課題研究、住宅の軸組模型、製図などを展示。インターンシップ(就業体験)の写真も展示し、買い物客らが同校の取り組みに感心を寄せていた。総合資格学院とメガソフトが協賛した。
作品展のテーマは「ケンチク、する」。建築科の生徒が製作した約200点が並び、3年生はJR加古川駅周辺の高架下に商店街を作り、既存の商店街を結ぶ商店街環状プランに挑戦した卒業設計を展示。木工や模型など五つの班は課題研究の成果を披露し、模型班は昨年7月に開院した加古川中央市民病院の模型を製作した。
日本建築士会連合会主催の「第7回高校生の『建築甲子園』」の応募作品や加古川駅周辺のまちの模型なども並び、2年生は住宅デザインソフトを使った夢のある2階建て住宅のデザイン、1年生は平屋住宅の配置図や平面図などを展示した。
建築科の澤大輔科長は「学校で取り組んでいる成果を保護者や企業、一般の人に広く知ってもらい、進路開拓につなげたい。小学生や中学校にも興味を持ってもらいたい」と話し、総合資格学院姫路校の岡本茂久学校長は「高校の作品展は全国的にも珍しい。今後もこうした取り組みに積極的に支援していきたい」と述べていた。
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