◇試験は年々難化の傾向に◇
2017年1月17日に16年度の1級土木施工管理技術検定実地試験の合格発表がありました。合格率は36.7%で合格者数は1万0219人でした。10年度には合格者数が5000人台まで落ち込みましたが、13年度以降は1万人台で推移しています。
近年の試験傾向として、学科試験は3年連続で合格基準点が下方修正(予め公表されている基準点は39点)されており、16年度も37点が合格ラインとなりました。このように学科試験は難化しており、初出題の増加や新技術の動向・法改正に関する出題など、過去の試験問題を中心とした学習では合格ラインの点数を獲得することが難しくなってきています。
実地試験でも過去の試験問題をアレンジした出題が増加しています。同試験は記述式のため、単なる暗記による突破が難しい試験です。出題意図を理解した上で、問われている内容に沿った答案を作成する必要があります。
記述試験は学科試験と異なり、自分自身で解答の正当性を判断することが難しい試験です。合格のためには、第三者による客観的な添削を受けるなどして弱点を発見し克服することが合格への近道となります。
(総合資格)
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