2017年1月18日水曜日

【回転窓】秘策は「思い出す」訓練

14、15日のセンター試験を皮切りに受験シーズンも本番。本紙の読者には受験生はいないだろうが、受験生を抱える親御さんは何人もおられよう。結果が出るまでは、親子ともなかなか気が休まらないだろう▼少子化の影響で大学の経営は厳しさを増している。特に地方などには学生の確保に四苦八苦するところも多いようだから、全体では売り手市場とはいえ、難関校の受験競争の厳しさは昔も今も同じである▼近年の脳科学研究によれば、記憶した情報が脳から消えることはなく、「忘れる」というのは単に記憶を引き出せなくなることなのだという。従って、「思い出す」訓練をみっちりと積んでおけば、覚えたことが後ですらすら出てくる▼そこからより効果・効率の上がる科学的な受験勉強の方法が導き出される-。という話を聞き、そんな情報などなかった40年近く前の元受験生としては、今の受験生が少しうらやましくなった▼何はともあれ、本番で最高のパフォーマンスを発揮するには万全の体調が第一。この季節はインフルエンザにノロウイルスと敵も多い。サクラサクまでもう一頑張りと声援を送っておく。

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