沖縄県は、サッカーJリーグ1部(J1)規格のスタジアムの建設に向け本年度末をめどに基本計画を策定する。
スタジアム以外の機能を複合化することも検討しており、施設の機能や規模、事業手法などと併せて基本計画に盛り込む予定。17年度の補正予算に関連事業費を盛り込み、基本設計に着手する見通しだ。基本計画策定業務は国建・野村総合研究所JVに委託している。
スタジアムはスポーツの振興やサッカーを活用した新たな誘客による観光振興・地域振興を目的に那覇市の奥武山公園内の陸上競技場などがある一帯約5・7ヘクタールに計画。約2万5000人収容の規模を想定し、200億円規模の事業費を見込んでいる。
有識者やサッカー関係者らで構成する基本計画策定委員会で施設の具体的な機能や規模、配置計画、事業スケジュールなどを検討している。事業手法については従来方式以外に設計・施工一括発注などを検討しているもよう。スタジアムと複合化する機能に関しては県の幹部が収益につながるような商業施設やホテルなどを検討する考えを示している。
昨年9月に県が公表したスケジュールでは17年度に基本設計、18年度に実施設計を進め19年度の着工、22年度の供用を想定していたが、事業手法によっては変更する可能性もある。基本計画の策定がやや遅れ気味で17年度当初予算に関連事業費を計上するのは難しいことから同年度の補正予算に計画推進に向けた事業費を盛り込み、設計などに着手する見込みだ。
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