愛知県岡崎市は、「(仮称)龍北総合運動公園」の整備基本計画案を明らかにした。県営岡崎総合運動場が市に移管されることに伴い約34億円を投入し再整備する。17年度は設計に着手し、18年8月に着工する。19年6月末の整備完了を目指す。
同運動場は、真伝町亀山にある敷地約20万8311平方メートルの総合運動公園。第4種公認陸上競技場のほか、野球場3面、テニスコート8面、蹴球(しゅうきゅう)場(ラクビー場兼用)1面、屋外プール(50メートル、25メートル、幼児用)、洋弓場1面を備える。利用者は年間約12万人を見込む。
1968年開設で大部分の施設が老朽化しており、再整備が必要となっている。行政改革の一環として11年12月から県と市で移管に向けた協議を行い、15年4月に最終合意に達していた。
計画案では、移管、再整備に当たり全体を陸上競技、野球、蹴球、テニス、多目的広場、洋弓、山林、駐車場の各ゾーンに分け、整備を行う。現テニスコートを多目的広場として再整備し、老朽化が激しい屋外プールを解体して、テニスコートにする。
陸上競技場は、現在の第4種から第3種公認陸上競技場とし、インフィールドはサッカーやラグビーの試合が可能なJFA(日本サッカー協会)規定のクラス4の競技場を整備。1000人程度が収容可能なメーンスタンドを設けるとともに、会議室や事務室、受付など管理棟としての機能を持たせる。
野球場、蹴球場、洋弓場などは規格を一部見直すとともに、老朽化部分の補修などを行う。整備や維持管理では、PFIなどの官民連携整備手法やNPO、ボランティアとの連携を図る。ネーミングライツによる予算確保も検討する。概算事業費は建設費29億4400万円、設計・撤去など5億円の計34億4400万円を見込む。
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