2017年1月24日火曜日

【仕事への熱い思い語る】建設職人甲子園、千葉・幕張で決勝大会開く

 建設業に携わる職人が仕事や業界への熱い思いをプレゼンテーションで競う「建設職人甲子園」の第2回決勝大会が22日、千葉市美浜区の幕張イベントホールで開かれた。

 主催は建設職人甲子園(東京都文京区、小山宗一郎理事長)。15年4月に行われた第1回に続く2年ぶりの大会の優勝者には塗装会社の絆(相模原市緑区、関直人社長)のチームが輝いた。

 建設職人甲子園は、建設業界の発展につながる取り組みや仕事への思いをテーマに、参加企業の社員がチームを組んでプレゼンテーションで勝負を競う。今年は東京、埼玉、神奈川、千葉、栃木、大阪、九州の全国7エリアで地区大会(エントリー数・合計451チーム)を開き、各地区の優勝チームの中から決勝大会に進む2チームが選ばれた。

 大会当日は、社員数744人の土木・建築工事を手掛ける100年企業の向井建設(東京)、創業10年目を迎える社員数12人の外壁塗装専門集団の絆の順にプレゼンテーションを実施。壇上を見つめる観衆を前に、向井建設の職長ら6人が立ち、仕事上で起こした大きな失敗から仲間の励ましで立ち直る過程などから、「絶対品質」を掲げて仲間と共に妥協を許さない施工を守り続けるまでを語った。

  絆は社長をはじめとする8人が立ち、「顧客、地域、仲間」をテーマに、仕事や家庭での失敗と後悔、そこから立ち直り、社会に貢献する人や企業になろうとする決意を熱く語った。

 優勝した絆の関係者は「職人甲子園を通じて、建設業の未来を考える人々と出会えたことは幸せだ。技術を磨き上げるだけでなく、人と人のつながり、絆を大事にしたい。これからも共に学び、共に実践、共に輝くらめ、誇りを持って仕事をしていく」と述べた。


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