2016年7月15日金曜日

【自らの経験を語る】設備女子会、都内で交流会開く

 建築設備技術者協会(JABMEE)の「設備女子会」(設女会、徳弘洋子会長)は1日、東京都港区のイタリア料理店で10回目の交流会を開いた。

 設計事務所やゼネコン、設備工事会社、団体などさまざまな職場で活躍する女性40人が参加。ティーネットジャパン朝日熱学社トータルエンジニアリング・カンパニー工務部設計グループグループ長の佐藤典子さんが「わたしの仕事」と題して数度にわたる転職経験や現在の仕事などを紹介し、参加者と意見を交わしながら交流を深めた。

 佐藤さんは、大学を卒業後に中国の大手建設会社に8年在籍し、日本に帰国。大阪の中小建築設備設計事務所を経て、大手設備・施工会社グループの空調設備設計、医療関係設備設計・施工会社に相次ぎ転職。現在は農産物用冷蔵施設の運営会社で設備技術者として働いている。

 転職は仕事への不満やストレスが原因だったとして、「こうした不満を解消するために挑戦した資格の勉強を通して向上心が高まり、転職を決めた」と話した。

 設女会は、女性技術者が情報交換・発信を通じて活躍の場を広げ、社会に一層貢献していくことを目的に、12年11月18日の「建築設備士の日」に発足した。現在、約430人が参加している。

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