欧州サッカー連盟(UEFA)が最新のスタジアム建設の知見をまとめた「UEFA Guide to Quality Stadiums」の日本語版が、日本サッカー協会(JFA)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)から発行された。
『UEFAガイド 良質なスタジアム建設の手引き』は全160ページ構成で、スタジアム建設のプロジェクト立ち上げから建設地選定、計画立案・設計、工事、運営・管理までを網羅した解説書。実務担当者でなくても、スタジアムプロジェクトの流れ、必要とされる要素が理解できる内容になっている。
これまでに英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、イタリア語で発行されている。手引きの中で、JFAの田嶋幸三会長は「(UEFAガイドは)日本のスタジアム建設に新風を吹き込み、日本サッカー、ひいては日本のスポーツ界の発展に大きく寄与すると思っている」とコメント。Jリーグの村井満チェアマンも「スタジアム改革は、Jリーグ百年構想
そのもの。本書を読んでいただいた皆さんと目指す世界を共有
し、一緒に、大きな夢の実現に向かいたい」としている。
手引きは「スタジアム建設の戦略的判断」や「建設地と立地条件」、「持続可能なスタジアムの概念」などで構成する。ケーススタディーとして①スタディオン・フルヴァトスキ(ドゥゴポリエ、クロアチア)②SRCストジチェ(リュブリャナ、スロベニア)③バイキング・スタディオン(スタヴァンゲル、ノルウェー)④アレナ・イム・アラーパルク(ヴォルフスブルク、ドイツ)⑤ エスタディ・コルネリャ=エル・プラット(バルセロナ、スペイン)-の5施設を収録。スタジアムの特徴や図面、建設費内訳、写真を掲載している。
詳細はJリーグHPへ。
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