◇職人さんたちの立場で考える◇
入社5年目。入社前から現場配属を熱望していたほどの現場好き。現在は、都内で225戸のマンションの施工管理に従事している。工区が二つの敷地に分かれている大型物件で、仕事量の多さに戸惑うこともあるが、「建物が徐々にできていく姿を見ると、やる気が湧いてくる」と、目の前の仕事に闘志を燃やしている。
現場では主に仮設工事を担当している。安全で使いやすい足場を組むためには、日々職人さんとのコミュニケーションが欠かせない。
この現場では、合計100人以上と顔を突き合わせることになるが、「顔と名前を一致させられるようにしている」。持ち前の積極性が功を奏し、現場では「愛されキャラ」としてなじんでいる。
「完成した物件を、入居希望のエンドユーザーに見てもらった時の笑顔」がやりがい。内覧会に来場した幸せそうな家族を見ると、「次も頑張ろう」と思えるという。
夢は「結婚しても現場で仕事を続けること」。幸い、社内には子どもを育てながら現場で活躍する先輩がいるため、たどるべき足跡はしっかりと残っている。仕事を続けていくためにも「知識や経験を身に付け、職人さんたちの立場で物事を考えられるようになりたい」。
自他共に認めるお酒好きだが、現場には誰よりも早く出勤して準備をする真面目さも持ち合わせている。「建設業の女性の先頭に立って頑張る」ためにも、きょうも現場で汗を流す。
(いわぐち・あずさ)
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