ケニアと日本の交流が「もっと活発になってほしい」と話すモゲレさん |
JICAが、ナイロビの都市開発計画を策定した際、モゲレさんはケニア政府に日本の都市計画をPR。昨年、ナイロビへの新交通システムの導入決定の足掛かりとなった。メンテナンスが行き届いていないケニア国内の道路問題の解決のため、日本では一般的な維持管理計画の策定を政府に提案し、受け入れられたという。
日系ゼネコンの建設現場の治安向上のために、警察官の常駐や防護柵の設置にも尽力。日本人専門家が技術支援を行う際には、モゲレさんがケニアの風土に合った文脈にして伝えるなど、両国の懸け橋として活躍してきた。先進国や国際機関などが集まる援助国会議の議長を2年間務めたこともある。
モゲレさんは「ケニアで働く日本人がこの5年間で急増している。今後ももっと活発になってほしい。日本の優れた土木技術者と一緒に仕事できる機会もあるだろう。今回の受賞は、今後も一緒に働けるようにという激励と受け止めている」と話している。
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