【頑張れなでしこ】物価調査会が女性活躍支援プロジェクト始動

　建設物価調査会（土渕昭男理事長）は１６日、女性職員を中心とした「建設業での女性活躍を支援するプロジェクト」をスタートさせたと発表した。毎月刊行する「建設物価」やホームページを通じて、女性を応援する各種情報を発信する。第１弾として建設物価８月号の特集記事で東京外環自動車道田尻工事の「チームなでしこ外環田尻」を訪ね、トイレの改良、女性用用具の製作、イルミネーションを設置してのイメージアップなど、女性目線で現場の改善に取り組む事例を紹介する。
　調査会の女性職員でつくるプロジェクトチーム「チームひまわり」を結成。女性が活躍する現場をリポートするほか、発注者や受注者、業界団体の取り組み、メーカーの女性向け新商品などの情報を女性の視点と感性で紹介していく。
　国土交通省と業界団体が昨年８月に共同で策定した「もっと女性が活躍できる建設業」を目指す行動計画や、日本建設業連合会（日建連）が命名した女性技術者・技能者の愛称「けんせつ小町」、「なでしこ工事チーム」の登録・紹介など、官民挙げた取り組みが活発化する中、調査会も女性活躍の趣旨にかなう活動を積極的に進めていきたいとしている。