2015年7月10日金曜日

【作業員の服装もチェック!!】福島建協相馬支部が女性環境パトロール隊結成

「現場の危険は許しません」の意気込みでパトロールに当たる
福島県建設業協会相馬支部(草野清貴支部長)は、女性ならではのきめ細かい目線で建設現場の危険の芽を摘み取ろうと「女性環境パトロール隊」を結成した。県内で震災復興工事が増加し、事故が起こりやすい状況になっていることから、支部の女性会員による巡視体制を整えた。女性が建設現場に出入りする機会を増やすことで、現場に親しみやすい雰囲気を醸し出し、若者や女性の入職につなげる狙いもある。女性の職員だけでパトロール隊を組織するのは県内では初めての取り組みという。発足式は6月26日、福島県南相馬市原町区にある県の南相馬合同庁舎で行われた。
 隊長に横山建設工業の横山眞由美社長が選ばれた。当面は支部長が任命した11人のメンバーでパトロール活動を展開する。将来的には会員会社の女性職員だけでなく、社員の配偶者などにも参加を呼び掛ける予定だ。発足式の後、放射線管理の拠点施設として県が建設を進めている県環境創造センターの現場などを見て回った。隊員らは、パトロールで「現場がきちんと片付けられているか」「安全標識が分かりやすく掲示されているか」など作業員の安全を左右する要素をチェックした。さらに、現場の規律を乱し事故につながる可能性がある「作業員のひげや爪、頭髪に清潔感を感じるか」「作業服にほつれ、目立つ汚れがないか」などの項目も5段階で評価した。

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