復元された天井画 |
初代通天閣の天井画は、化粧品会社「クラブコスメチックス」(大阪市西区)の前身、中山太陽堂の広告として描かれ、同社の嘱託社員だった版画家の織田一磨氏が手掛けた。56年の通天閣再建時に復刻されず、昨年10月からスタートした「NEXT210」プロジェクトで、免震改修工事とともに天井画復刻工事が始まった。
天井画は、縦横17メートルの八角形。花園で3羽のクジャクが遊ぶ様子を描いており、クラブコスメチックスが寄贈。式典で通天閣観光の西上雅章社長とクラブコスメチックスの中山ユカリ社長、竹中工務店の門川清行副会長がボタンを押すと、天井に明かりが照らされ、集まった観光客から歓声が上がった。
西上社長は「大阪の観光名所の一つとして皆さんに末永く愛されることを切望している」と話し、門川副会長は「次の100年につなぐ大切な仕事だった。休館せず無災害で引き渡せたことは大変な喜びだ」と感謝の言葉を述べた。
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