鉄道駅や商業施設、オフィスビルなど数多くの場所に設置されているエスカレーター。階段と並列で設置されていると、「やっぱりこっちかな」と利用したくなるのは、決してぐうたらだからというわけではないでしょう。あって当たり前と思えるエスカレーター、関東で右側、関西では左側を空けるのがいつの間にか習慣になりました。マナーが良いようにも思えるけれど、利用待ちの列ができているのに左右どちらかが必ず空いていることに、以前からなんだか違和感も…。海外でこうした習慣はないと思うし、エスカレーターを急いで上り下りする光景もあまり見かけたことはないような気がします(映画などではありがちですが)。
さて、鉄道会社や商業施設、空港会社、昇降機メーカーなどが連携し、7月21日からエスカレーターの「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンが始まりました。エスカレーターの転倒事故は意外に多く、自身でバランスを崩して転ぶ以外に、空いている片側を駆け上がり、駆け下りた際にぶつかり転倒させてしまい、重大事故になるケースもあります。
急ぎたい気持ちは理解できるけれども、転べば痛いし、転ばせてしまえば痛いでは済まなくなることも十分あり得ます。ブログ管理人は以前、怪我&手術で3カ月ほど松葉杖生活を送った経験がありまして、エスカレーターがあれば必ず利用していました。その時、空いたとなりのスペースを人が行き来するのは本当に怖かったです。特に下りを利用している時は。
片側を空けるのは、きっと急いでいる人への優しい心遣い。その優しさを少し方向転換して、みんなが安心して利用できるエスカレーターになればいいな、と思う今日この頃です。
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