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巨大な消波ブロックを製作する様子は大迫力 |
静岡県の最南端、駿河湾の湾口部に位置する重要港湾御前崎港では、波の浸入を遮り、船舶が安全に荷役できるようにするため防波堤の整備が進む。15年度の工事は、消波ブロック(80トン)を製作している。防波堤(東)の総延長は1200メートル。工事は順調に進ちょくしており、防波堤先端部の端部補強を残すだけとなっている。
防波堤先端部を補強する消波ブロックは、波浪の影響などを考慮し、標準部(50トン)に比べ1回り大きな80トンを採用。陸上で製作して現場まで運ぶ。80トンブロックの寸法は、高さ5・0メートル、体積35立方メートル。静岡県内で最大級の大きさを誇る。
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製作現場と据え付け場所の位置関係 |
陸上での製作は、7月下旬~8月下旬の期間を予定。400トン級の大型クレーンを使用した専用型枠の組み立てやコンクリート打設、完成した消波ブロックを特殊なつり上げ器具を使って運ぶ移動作業などが見学できる。80トンブロックの製作に必要な生コンクリートの量は、ミキサー車で8台分強。ブロック一つで生コン打設に2時間弱の時間がかかる。
県内最大級の消波ブロック製作を行うこの現場は、「団体(5~20人程度)を対象に見学会を行っている」(清水港湾事務所・加賀谷俊和所長)。詳細は、同事務所企画調整課(電話054・352・4148)か、清水港湾事務所御前崎港事務所(電話054・863・4840)まで。
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