◇20年までの事業費6百億円◇
国、県、常総市など流域7市町が主体となって進める取り組みを「鬼怒川緊急対策プロジェクト」と命名。ハード対策では、国の河川激甚災害特別緊急事業(激特事業)を活用するなどして2020年度完成を目指して整備を進める。事業費は総額600億円。一部を15年度補正予算で手当てする。
石井啓一国交相は同日の閣議後の記者会見で、国、県、市町が一体となって進める今回のプロジェクトの実施体制やハード・ソフトを組み合わせた手法について、他の地域で同様の災害が発生した場合の「モデルとして広げていくことになる」と指摘した。プロジェクトを通じて、社会資本整備審議会(社整審、国交相の諮問機関)で議論してきた「水防災意識社会」の再構築につなげる。
ハード対策では、堤防のかさ上げや拡幅、河道掘削などを実施。ソフト対策では、広域避難の仕組みづくりなどを行う。
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