森ビルが、親子向け体験学習ツアー「ヒルズ街育プロジェクト」として、欧米やアジアなどの外国人居住者を対象としたツアーを東京都港区の六本木ヒルズで開いた。親子連れ約30人が参加し、東京の街づくりでの最先端の防災対策や環境保全の取り組みなどを学んだ。
同社が事業拠点とする港区内には、外国大使館や外資系企業が多く立地し、外国人居住者も多いことから企画した。六本木ヒルズなど同社管理物件の居住者に加え、一般の外国人居住者の参加も募った。
ツアーでは、東京やニューヨークの巨大都市模型を前に、それぞれの都市の成り立ちや特徴を説明。普段は入ることができない六本木ヒルズ内の防災センターを公開し、安全で快適な居住・業務環境を維持するためのビル管理の仕組みや、最先端の地震対策など日本で独自に進歩してきた防災の取り組みを紹介した。
参加者からは「建物の構造とシステムがこんなにも考え込まれていることに驚いた」「このようなツアーを頻繁に開催してほしい」との感想が聞かれた。同社は今後も外国人居住者向けのツアーを定期的に企画する予定だ。
0 comments :
コメントを投稿