京都女子大学(京都市東山区、林忠行学長)は、今年1月に着工した新図書館の建設に連動したプロジェクトとして、飲食なども行える館内空間「カジュアルスタディースペース」をテーマにした学生アイデアコンペのプレゼンテーションと審査を学内で行った。
最優秀賞は、1人でも使え、誕生会なども行えるたまご型個室や、メーキャップ機能などを導入するプランを提案した鳥居紗和さん、福場由芽子さん、松中美佳さんのDグループが獲得した。
京女大は、新図書館の建築事業を学生たちの学びの場として活用するプロジェクトを、設計者の佐藤総合計画と施工者の鹿島などの協力を得て展開中。建築を学ぶ学生だけでなく全学部の1~4年生の学生約60人が参加している。
1~2カ月に1回のペースでこれまでにセミナーを5回開き、新図書館の計画やインテリアプランの説明を受け、現場見学・学外の施設視察に参加しディスカッションを重ねてきた。
最優秀賞に輝いたのは、家政学部生活造形学科で建築を学ぶ1年生3人によるDグループ。寮生や同学科の学生にアンケートを行い、学生のニーズを丁寧に拾って必要な機能を考察した。
たまご型個室空間は、1人や少人数で過ごせる空間に対するニーズが高く、京女大生の多くが頻繁に友人の誕生日を祝っている実態も踏まえ提案した。
Dグループのメンバーは、「受賞はとてもうれしい。あったらいいものを伝えることができたと思う。緊張したけど、提案に笑ってもらえ、伝わっているという実感も得られた」と述べると共に、「1人にもなれる、可愛らしい」たまご型個室と、美意識空間は実現してほしいと話した。
0 comments :
コメントを投稿