2015年12月15日火曜日

【行きたいけど、高所恐怖症には…】国内最長の歩行者専用つり橋、静岡に完成

 静岡県三島市に国内最長の歩行者専用つり橋「箱根西麓・三島大吊橋(愛称・三島スカイウォーク)」が開業した。

 全長400メートルの橋梁の調査・設計は長大、施工は川田工業が担当。13日にオープニングセレモニーが現地で行われ、事業主のフジコー(静岡県三島市)の宮澤俊二代表取締役をはじめ、来賓として土屋優行静岡県副知事、豊岡武士三島市長らも出席し、開業を祝った。

 三島スカイウォーク(静岡県三島市笹原新田313)は、東名高速道路沼津インターチェンジ(IC)北東の高台にあり、アミューズメント事業を展開するフジコーが12年から歩行者専用つり橋を中心にカフェや展望デッキなどを配した地域観光施設として整備していた。

 つり橋は延長400メートル、幅1・6メートル。地上から橋までの高さは70・6メートル。展望デッキからは富士山や駿河湾を一望でき、季節の移り変わりを楽しめる。フジコーは年間180万人の集客を見込む。

 式典であいさつした土屋副知事は「世界遺産の富士山、韮山反射炉に続き、新たな観光拠点として、今回の施設の完成は地域にとって非常に有用だ」、豊岡市長は「スカイウォークを訪れる観光客を市内に招き入れ、市内の観光客を箱根西麓に誘導するなど相互に有益な関係を構築していきたい」と述べ、地域の観光振興の役割に期待を込めた。

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