北陸新幹線の未着工区間である敦賀~大阪間のルートを協議している自民、公明両党による与党検討委員会(西田昌司委員長)は、現在3本あるルート案のうち、政府に提案する最適な1案を来年5月に絞り込むことを決めた。
敦賀~大阪間のルート案は、関西7府県でつくる「関西広域連合」の提案を踏まえ、▽福井県小浜市などを通る「小浜ルート」(延長123キロ、概算建設費9500億円)▽大津市などを通り京都駅東側で東海道新幹線に合流する「湖西ルート」(81キロ、7700億円)▽滋賀県長浜市などを通り米原駅で東海道新幹線と合流する「米原ルート」(44キロ、5100億円)-の3本ある。
1973年に決定した国の北陸新幹線の整備計画では小浜ルートで決まっている。
国土交通省は、16年度から小浜ルートを軸に敦賀~大阪間のルート選定調査に入る。2022年度に金沢~敦賀間の開業が予定されているのを踏まえ、与党検討委から出される提案や最新の建設コスト、沿線地域への経済効果などを考慮し、2年以内に結論を出す。
今後の東海道新幹線の代替え線として計画された整備計画通り若狭小浜ルートにすべきである。
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