東京メトロは、大規模リニューアルが進む銀座線上野駅(東京都台東区)に、透過型ホームドア(ハーフハイトタイプ)を導入する。透過型は南北線で天井まで覆うタイプの導入事例はあるが、腰高程度のホームドアでの本格導入は初めてになるという。
同社管轄の179駅中84駅でホームドアの整備が完了済み(設置率47%)。今後、未整備箇所への設置に当たり、ホーム上の視認性や開放感の向上などにつながる透過型ホームドアの導入を検討していく。
ホームの安全対策の一環で、同社は全駅へのホームドア設置、ホームと車両との隙間が大きい箇所への可動ステップの設置を進めている。
透過型ホームドアのハーフハイトタイプについては、13年12月に有楽町線豊洲駅のホームに1車両分だけ試験的に導入。これまでの運用状況や利用者の意見などを踏まえ、上野駅で本格導入することにした。
上野駅の1番ホーム(渋谷方面)側に透過型ホームドアと可動ステップを20日に設置する予定。その後、配線工事や機器調整、職員訓練などを経て、16年3月12日に供用を開始する。設置コストは4億円を見込む。
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