2015年12月10日木曜日

【提携紙ピックアップ】セイ・ズン(越)/日本の電子通関システム活用


 グエン・ゴック・トゥック関税総局長は11月26日、日本の財務省関税局幹部、国際協力機構(JICA)ベトナム事務所代表らと会談し、日本の支援で整備した電子通関システムの運用状況などについて意見交換した=写真。

 日本政府は14年に、日本で広く使われている輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)と通関情報総合判定システム(CIS)の技術を活用し、無償資金協力でベトナム向けにシステムの構築・導入支援を行っている。

 トゥック関税総局長は日本の支援への感謝を示した上で、「VNACCS、VCISと呼ばれるベトナムの制度に合わせて作られたシステムが稼働して1年以上たった。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)の統合を控え、システムの有効活用を通してベトナムの地位向上を目指したい」と述べた。さらに、「VNACCS/VCISの効率化に努め、企業の競争力強化を支援したい」と付け加えた。

 (セイ・ズン、12月4日)

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